コミケ最終日
パワパフのイベントがどうなるのか怖いです
参加される方は小さい子供が歩き回っているかも知れないので、足下とか気を付けてください
本日は東カ-46a「有齒女陰」への委託
有齒女陰さんの本はふたなりとか好きな人にお薦めですョ
8/8のイラスト、一瞬スカートの模様で気付かなかったけどなんかふくらんでるのを今知りました、びっくり
そういえばWONSさんのところに会場の地図もあります、これで場所がイメージできました
しっかし、本当にハルヒサークルは散らばってるなあ……
2日目に来た方で委託先の自称・秋葉原大学助教授経由でメッセージを頂きました
ありがとうございます、励みになりました
あ、もし読んだ感想とかあれば"maepy長門home.email.ne.jp"か"maepy14age長門hotmail.com"にでも(長門を@に変換してください)
訂正
ショタのアレはプリ姉さんじゃなくてウィズ姉さんでした
よく考えたら主人公がアコきゅんだし当然だったなあ
今日の収穫物
みんなコミケで買った本とか公開してるのを見ているとくやしいので、本屋で今日買った本を公開します
やはりアンデルセンは素晴らしい
実はDMCからデスを聞いてみようと思い立ち、今やそこからブラックメタルを聞くようになりました
シンフォニックブラックメタルとかかっこいいですよ
かつて伝説になったおっぱい漫画「エイケン」の作者が何やら萌え漫画を始めたよ、と聞かされ騙された気分で見てみました
騙された!(良い方に)
内容的には一話完結で色々な女の子と良い雰囲気になる漫画ですが、毎回なかなかマニアックな属性を突いてくるのがステキです
「女番長だけど実は乙女チック」とか「厳しい女教師だけど本当は可愛い」とか「引きこもりだけどサバゲーマニアっ娘」とか「背が高くて根暗だけど実は美女」とか新属性でスレッドが立ってそうなほど素晴らしい(ごめん1つ嘘)
刃牙にマウスが出てきたあたりで立ち読みを止めたチャンピオンを再び見ようと決意しました
しかしまあ、コミケ行けないから対抗して色々やってみたけど寂しいモンですね
宇宙旅行に行ってきます(つかれた)
しまった、ネットが出来てパソコンが使えるなら応募すれば良かった!
だって、これ嫌でも缶詰になれるわけで、寝たまま文章さえかけるなら理想的環境じゃないですか、収入もあるし
ログまとめ系
・新ジャンル「M気がある姉」(面白爆笑画像 面白爆笑動画 お笑いネタの蛇屋)
これは新しい……
・【動画】妖怪大戦争 ホントのED?(面白爆笑画像 面白爆笑動画 お笑いネタの蛇屋)
やけに最後ばっさり終わったと思いきや……なんで切るんだろう
・自分だけ?と思う食べ方(もみあげチャ〜シュ〜)
世の中色々な人がいますねえ
・『時をかける少女』お前らのおかげで上映館拡大(つーちゃんねるブログ)
ロングラン上映してくれるのも嬉しいけど、DVD出るの遅くなりそう
でも、これは映画館で見て欲しい
こんなゲーム考えたよ 2(市川天竜堂)
なんかもう、色々とステキすぎました
特にアナログキーを駆使したライダーキックとか
あとはドレイクの
>生身時武器…化粧道具
>近距離攻撃ではメイクをする 遠距離攻撃では薔薇を飛ばす
>共に殺傷能力はない
とかはあの映像を思い出しました
今日の長門有希SS
ぼんやりと過ごす日曜。
本を読んでいる姿を見るのは部室にいる時とあまり変わらない。だが、二人きりの利点としては、気兼ねなく家事の事とかも話せるし、ずっと長門だけ見ていても誰も文句を言わないし、読書している長門を膝の間に抱え込んだりしても大丈夫って事だ。
だが、そんなにがっつく事もない。いつでも一緒なのだから必要以上にべたべたとしなくても大丈夫。
つきあい始めて最初の頃は、こうは行かなかった。
そう、あの頃は――
昼休み、部室の前で深呼吸。
この向こうに長門がいるのだ。そう考えると妙に緊張してしまう。
しかし、このままというわけにもいかない。気を取り直してガチャリと扉を開ける。
「……」
長門は顔を上げてチラリとこちらに視線を向け、再び本に視線を落とす。
いつもの光景。今がもう放課後なんじゃないかと錯覚してしまう。
姿勢を正し部室の中に入る。そして、練習してきた言葉を口に出す。
「長門、次の日曜は暇か?」
「予定はない」
そうだろうとは思っていたが、第一関門突破。少しだけほっとする。
「じゃあ、俺とデートしないか?」
ページをめくろうとかけていた手がピタリと止まる。一瞬、そのまま固まってから、長門はパタンと本を閉じた。
「デート?」
俺の顔を見て、首を傾げる。
しまった、この反応は想定していなかった。
「ええと、デートってのはだな……」
俺はしどろもどろに、付き合ってる男女が二人で出かけるだとか、辞書にでも載っていそうな説明をした。
「知ってる」
そりゃそうだよな。長門が知らなくて俺が知っている事なんてたかが知れている。
「いい」
下手すると聞き取れないくらい小さな声でボソリと言って、長門は再び本に目を落とした。
断られるとは思っていなかったものの、実際に了承されるとほっとする。
「日曜だぞ、忘れるなよ」
無言で少しだけ頭を下げる長門を残し、俺は部室を後にする。
返事をした長門がこちらを見ようとしなかったのは、もしかしたら恥ずかしかったんじゃないかと、今になってそう思っている。
さて、唐突にそんな約束をしたのは他でもない。恋人になったというのに、俺達はそれらしい事を今までほとんどしていない事に気が付いたからだ。
長門と二人で何かをしたというのは、定例パトロールで長門と二人になった時だけだ。あの日、長門と結ばれてしまったものの、つきあい始めたという実感はあまり無いのが現状。
少しでも恋人らしい事をしようと考えた結果が今回のこのデートだ。どんなところに行けば長門を喜ばせることが出来るのかよくわからないが、やらないよりはましだろう。
その日の下校中、俺はコンビニに寄ってタウン誌などを買って帰った。もちろん、デートコースを調べるためだ。
しかし、慣れないことはうまくいかないもので、どこに行けば良いのか全然わからない。こんな時、無駄に知識豊富な谷口が羨ましくなる。実戦経験はともかくとして、そういうプランを立てるのは得意だろう。
ベッドに寝転がり、雑誌をパラパラとめくりながら案を練る。その場所に俺と長門が二人でいることを想像し……いや、全然それが頭に浮かばなかった。
「キョンくーん、ごはんだよー」
ガチャリとドアを開けて妹が入ってくる。ノックをするという風習を覚えるまであと何年かかるのだろうか。
「なにそれ?」
めざとく俺の読んでいた本に目をやる。
「もしかして、キョンくんデート?」
どうして、女って生き物はこのような事については勘がいいのだろう。
「んなわけないだろ。飯行くぞ」
「ごっはんごはーん」
今作詞作曲した下手くそな歌を歌う妹の後に続いて居間に向かう。
デートコースを決めるのは、飯を食ってからだ。
どこに行くか直前まで迷った末、遊園地に行こうと決まったのは前日の深夜だった。悩みに悩んだ結果が平凡なデートコースになったと思うと少しだけ切ない。
それからベッドに横になるものの、その日は目が冴えてなかなか寝付けなかった。だって、寝て起きたら彼女との初デートだ。緊張しない方がおかしい。
そんなわけで、当日は眠い目をこすりながら待ち合わせ場所に向かう事になった。
『男は待ち合わせの15分前に到着するものだ』
どっかの雑誌の受け売りだが、それに従って行動する。
待ち合わせ場所はいつもの駅前。直前まで場所が決まっていなかったから、どこでも行けるようにこの場所にした。
長門は……まだ来ていない。
柱にもたれかかって長門の到着を待つ。日曜だけあって人の往来が激しい。
しばらくぼーっと人間観察に勤しんでいると、見慣れた制服姿が視界の隅に入った。
どんな服を着てくるるのか内心楽しみだったが、当然と言えば当然かも知れない。とことことこちらに向かう長門に向かい、軽く手を上げる。
「待った?」
「いや、別に」
チラリと時計を見て、10分ほどここに立っていた事がわかった。
「それじゃあ、行こう」
券売機に並び、二人分の乗車券を購入。長門に一枚渡す。こういう場合、男が金を出すもん……らしい。
電車に乗っている間、これがデートだと思うと少しばかり緊張してしまって、会話があまり続かなかった。
まあ、長門から話をする事がないというのも原因ではあるが。
そして遊園地に到着。
「長門、乗りたいのはあるか?」
「……」
俺の方に顔を向け、首を傾ける。
「何があるのかわからない」
そうだよな、確かに長門の読んでる小説はSFメインだからこう言うのはよくわからないよな。
「スリルがあるのと無いのはどっちがいい?」
「……」
長門は、しばらく視線を泳がせ、
「ある方」
そんなわけで最初のターゲットはジェットコースターに決定。並んでいる人数がそれほどでもなくすぐに俺達の番が来た。
実は身長制限に引っかからないか不安だったが、パスしてジェットコースターに乗り込む。安全バーを下ろし、ゆっくりと動き出す。
カタンカタンと、最初はゆっくりと坂を上っていく。
「……」
隣に座っている長門を見ると、不思議そうに首を傾けていた。これから何が起きるかわかっていないのかも知れない。
長門の驚く顔が見られるかも知れないとか、もしかしたら悲鳴を聞くことが出来るかも知れないとか、本来ジェットコースターで感じるのとは違うドキドキ感。
そして頂点に到達し、落下。
「……」
長門は普段と変わらない表情で、
「うわぁぁぁっ!」
悲鳴を上げている俺を見ていた。
いいだけ体をシェイクされ、寝不足もあったせいか地上に降りる頃にはへろへろになってしまった。
「長門、お前は大丈夫だったのか?」
「別に」
ふと、長門が異空間で飛んだり跳ねたりしていた様子を思い出す。
あれに比べたら、決まったレールを走るジェットコースターなんて子供だましみたいなものだろうか。
それからお化け屋敷や落下するアトラクションなど、色々なものを試すが長門は無表情だった。そもそも遊園地というチョイスが間違っていたのかも知れない。そう考えると、徐々に不安が増していく。
そのせいで、昼食を摂っていてもあまり会話が弾まなかった。雑誌に載っていた気の利いた話術なんかも長門には全く通用しない。記念すべき初デートなのに、これは失態だ。
「あれは?」
食べ終わる頃、長門が遠くを指差した。
「あれは観覧車だ。高い場所から景色を見たりするんだが……乗ってみるか?」
「……」
無言でコクリと頷く。
「……」
長門は黙って窓の外を見下ろす。表情が無いはずだが、どことなく物憂げに見えた。
観覧車での沈黙は辛い。やっぱり今回は失敗だったかと、ふうとため息が出る。
「長門、遊園地は面白くないか?」
「……」
無言で、困ったように視線を泳がせる。
「面白くないのは、あなた」
その言葉に胸をえぐられたような感覚。胸が苦しく、吐き気がこみ上がる。
「そうではない」
俺の表情を見て、困ったように長門は口ごもってから、
「あなたは今日、無理をしている」
長門が物憂げに見えたのは、つまらないからではなく、
「いつも通りでいい」
無理をしている俺を見ているのが辛かったという事だった。
「わたしはいつも通りのあなたが好き」
その言葉で、俺は全面的に間違っていたのだと確信した。雑誌から得た知識など捨ててしまえ。
俺達には肩肘張ったデートなど必要なかったのだ。デートなんて言葉も要らない。ただ、二人でいるだけでいい。無理に楽しませようなんてしなくていい。
「悪かった」
ふっと肩の荷が下りた気がする。長門が僅かに微笑んで見えたのは気のせいでないと信じておく。
そして、地上を見下ろしていつもの会話を始める。
「俺の妹が馬鹿でさー」