もはや恒例となった反省

 絵本に関してですが、今回はあまりにもアレな結末のものを公開してしまったなあと後悔
 そんなわけで、反省の意を込めて絵本シリーズはしばらく封印しようと思います


 メルマネの件
 あれって受け取り手続きとか必要なかったのですね
 申し込むと即送金完了になるっぽいっです
 うーむ……

唐突に同人誌制作の話

 夏コミにコピー本を出して現時点で通販なども行っているわけですが、やはりオフセットで出してみると何かと手間とかが全然違いました
 そんなわけで、今回のナガトの話をメインにどんな感じだったかなんとなくまとめてみます
 本作ってみたい人の参考になるようなものを書きたいけど、単なる思い出話になるような気がするので気にしないでください


 実は数年前にアトラク=ナクア月姫の同人誌をちょろっと作ってますが、その時はプリンターでちまちま作っただけで部数が少ないので、それはちょっと横に置いておきます

 これは夏のコミケでは知り合いが参加するとのことで、ついでにやらないかというような話になって制作しました
 必要な物は、全部のページ分(後書きや奥付も含む)の原稿、表紙と裏表紙
 ワードやPhotoShopはそれなりに使えるのですが、絵心がないので困っていたところ、たまたまメタル談義をしていた廣田眞胤さん(有齒女陰)が書いてくれるという事になったのでお願いする事に
 内容としてはオンラインの日記ではできないこと、つまりエロを書きたいと決意
 それならば全てのSSの前の話になる交際し始める話を書こう、と決意してSSを数日分書きためて余裕を作ってから、がっつり3日ほど使ってエロシーンを書いてました
 印刷機の都合でA5サイズにする事になり、A5サイズ二段組みで作成
 区切りが良くなるように微調整を経て、小説本文20ページ、あとがき3ページ(うち1ページは廣田さん)、奥付1ページの合計24ページが完成
 表紙絵については廣田さんにペン入れ状態まで描いて頂き、タイトルロゴやスカートと髪の毛のトーン部分はPhotoShopにて自分で作成
 これで、表紙と本文のデータが揃いました


 ちなみに作成については、委託先の人々が自分達の本と一緒に作ってくれるという話になったので、印刷と製本は完全にお任せしました


 ところで微妙に話は変わりますが、小説の本文で(性的な意味で)書いてはいけない単語とかあるんでしょうか?
 栗と栗鼠的なものは堂々と書いてしまったのですが、うーん、大丈夫だったんだろうか

  • イベント販売

 夏コミは自分が参加していないので委託でお任せしましたが、やっぱりイベントに参加しないと自分でやった気がしないので札幌つどーむで行われていたイベントに参加しました
 イベントに参加するのはそれほど敷居は高く無く、申し込みをして当日にイベント会場に行けば参加できます(イベントによっては落選する場合がありますが、自分が参加したのは書類不備以外で落ちる事はないと思われます)
 自分が参加したのはスタジオYOUが主催しているおでかけライブで、こちらの申込み方法とかを見るとわかると思いますが、申込書と参加料(自分は定額小為替で払いました)を送ればイベントに参加できます
 あとは資料が到着して参加が確定すると、当日を待つだけ
 あ、一応popというか看板的なものは作りました
 
 こんな感じ


 ちなみに当日は、地方イベントの女性向けっぷりを実感しつつ、コスプレさん達を堪能したり、風間大介801コピー本とかを購入したり、普通に手を繋いで歩いている女性二人(一人はコスプレで一人は私服なので演技で手を繋いでいるわけではない)を見てドキドキしたり、帰りにスープカレーを食べたりしてから帰宅しました

 イベントが終わってしばらくして、なんとなく仮面ライダーナガトを印刷してみたいと思いました
 そもそもの発端はイベントの時に自分の暇つぶし用に印刷して持っていった仮面ライダーナガトが意外と人目を引いたりしたのがあり、しばらく悶々としてから制作する事にしました
 これについては話自体が既に完結していたのですが、余白とか構成をどうするか困っていた時に廣田さんのつてでとある作家の方に質問する事が出来ました
 聞いた話を参考に構成すると小説本文が36ページ、中表紙(1P)目次(1P)後書き(1-2P)奥付(1P)となり、あとは挿絵を頼むだけというような状況になりました
 この前後でtokyoさん(GREAT芥)に打診をし、相談して挿絵のページ数などを確定しました
 その後、依頼したのが表の表紙の絵だけなので、絵が上がってくるまでにタイトルロゴを作ったり後書きや奥付を書いたり、誤字脱字のチェックをしました

 ロゴはこんなの


 肝心の印刷所の話をすっかり忘れていたので、そちらの話
 今回はポプルスさんに頼んで印刷してもらったのですが、ここを選んだのはFTP入稿が可能だからというのが一番大きい理由でした
 こちらの方の手続きとしては、必要事項(仕様やら納期やら入稿日やら)を埋めて予約をし、その予約が通ってから入稿
 基本的に必要なデータはコピー本とほぼ一緒なのですが、データを受け取った人にわかりやすいようにファイル名などを工夫する(自分の場合は01.psd 02-05.docみたいな感じ)
 ちなみにポプルスさんのFTP入稿はリンク会員専用のサービスなので、事前に申請しておく必要があります
 ともかく、印刷所の流れとしては「予約する」「入稿する」「送られてきた校正をチェックして、修正箇所があれば修正を依頼する」「納品を待つ」という流れです
 自分はタイトルロゴを入れ忘れるとかいう超情けないミスがあったので、修正を申し込んでFTPで修正データを送ったりしてます

  • ショップ委託

 とらのあなさんメロンブックスさんに申請を出しました
 サークル向けのページに手順は書いてますが、どちらのショップも見本を送って委託したい部数を申請し、それが通ったらその通りの数を納品
 自分の場合は印刷前の見本との事で、表紙・本文数ページ・挿絵全部をCD-Rに焼いて郵送しました
 問い合わせをして画像は印刷クオリティではなく72dpiで良いとのことだったので、それに合わせてjpgで作成
 郵送して二日後の夜にメールで発注書のメールを送ってきたとらのあなさんは異様に仕事が速いと思った
 メロンさんの方は委託用の資料なんかも同封して発注書を送ってきたので、とらさんよりは少々遅れて届きました
 印刷所の予約には部数の項目もあったので、自分の場合は両方のショップの委託部数が決定してから印刷所に連絡となりました
 ともかく、ショップの手続きで必要なのは「見本と委託申請を送付する」「発注書が来たらその部数を納品する」「納品書を書いて送付する」の3点


 自分の場合は委託申請→発注数が決まる→印刷所に申し込むって流れだったので余計な時間がかかりましたが、そのへんをうまく工夫すればもっと早く作れるんじゃないかなと思いました


 最初「オフセット印刷はこうすれば出来る」的なものを書こうと思ったのに、なんか思い出話になってしまいましたな
 まあ気にしない

ログまとめ系

秋葉原で「メイド狩り」相次ぐ…「テメェらバカかよ?」メイドファンからも怒りの声(痛いニュース)
 この記事を見てメイド狩り(evolution)を思いだしたのは自分だけではないはずだ
 ちなみにevolutionってのはマシンメイデンの会社ですが、もう無いみたいですね、残念


 どうでも良いけどこの記事の似顔絵じゃよくわからないと思う


あまり漫画で使われない題材は?(アルファルファモザイク)
 本当にいろんな漫画あるのですね


髪コキ・髪射のあるゲーム(ぬるヲタが斬る)
 参考にさせて頂きます

ハルヒ系

Skirthikeさんのところでハルにゃんの!第18話が公開されてる
 古泉とキョンに興味を持つ長門


imageMEMORYさんの朝倉が超エロスです
 枯れますよ


for Foolsさんのブラ話がまだ終わってなかった!
 補足絵
 いいなあ


イニシャルGさん長門描いてる
 パソコンに慣れてない長門


GREAT芥さんの朝倉エロスが再びデータ破損
 おかしい、何度再読込をしても表示されない


TTTさんハルヒ絵と、おまけの長門フェチ絵を描いてる
 エロいなあ

今日の長門有希SS

 トラブルを生み出しては竜巻のように俺達を巻き込むハルヒであるが、ここのところ大きな問題を起こすこともなく、俺達は平穏な日常を送ることが出来ている。もちろんそれは良いことであるのだが、なんとなく物足りなさを感じるのはなぜだろうね。
 そんな風に内心で思ってしまったのがいけなかったのだろうか、部室のドアを開けると妙な光景が展開されていた。
「何やってんだ?」
 俺がため息混じりに声をかけたのは、将棋盤を挟んで座る古泉とハルヒハルヒが将棋をやるのはそれほど珍しい事ではないが、ボードゲームにかけてはかなりの弱さを誇る古泉と相対しているのは少々珍しい。
 しかし、問題はそんな事ではなかった。
「普通にやっても面白くないから、試しにやってみてるのよ」
 ハルヒは、将棋盤の上に立ったコマを持ち上げ、古泉の陣地にあったコマを取り、そのマスに移動させる。つまり、ハルヒと古泉はチェスのようにコマを立て、将棋の勝負をしているのだ。
 ハルヒがどうして将棋をやろうなんて思ったのか。それは簡単だ、なんとなく気が向いただけだろう。だから、チェスのようにコマを立てて将棋をやっているのも理由は簡単、なんとなく気が向いただけだろう。
 それ以外は取り立てて妙なところはない。朝比奈さんはメイド服で苦笑しつつ二人の勝負を見守っているし、長門は気にした風もなく本のページをめくっている。
 ハルヒに定位置を占領された俺は、その横の椅子に座って二人の勝負をぼーっと眺める。それで定位置を奪われた朝比奈さんは、俺の前にお茶を置いてからキョロキョロと部室を見回し、ハルヒが普段座っているパソコン前に腰を下ろしてカチカチとマウスを鳴らし始めた。
 勝負は、予想通りだがハルヒが優勢だ。古泉も手を抜いているわけではないのだろうが、この手のものでハルヒと勝負が成立するのは長門くらいだ。あっという間に王将が追いつめられ、
「参りました」
 古泉が頭を下げる。
「やっぱり、コマを立てたくらいじゃ変わらないわね」
 鮮やかに勝利したというのに、ハルヒはなんとなくつまらなそうだった。
 そりゃそうだ、コマを立てたところでルールは何も変えてないしな。今やったのは普通の将棋と大差ないだろ。
「そうよね、あんたの言う通りだわ」
 くるりハルヒがこちらに顔を向ける。
「うん、ルールを変えないと将棋は将棋……それなら、ルールを変えればいいのよね」
 どうやら、俺はハルヒにまた余計な事を吹き込んでしまったらしい。
「SOS団独自の将棋のルールを決めるわよ!」
 やれやれ。


「さあ、なんか案はない?」
 ハルヒがホワイトボードの前に立って俺達を見回している。先ほどまでパソコンをいじっていた朝比奈さんもハルヒに呼ばれ、ハルヒが席を立って空いた俺の定位置に座っている。
 案と言ってもなあ。いつからあるのかわからないが、将棋ってのは大昔から今のルールで遊ばれて来たゲームだ。下手にルールをいじったら面白くなくなるだろう。
「あ、あのぅ」
 朝比奈さんがおずおずと手を上げる。
「みくるちゃん、何か思いついた?」
「あたし、歩ってちょっとかわいそうだと思うんです。もうちょっと強くしてあげたいんですけど……」
 朝比奈さんらしい心温まる意見である。しかしながら、歩を強化してしまうと相当バランスが変わりそうだ。
「そうね……面白そうじゃない」
 しかし、後先考えずに面白そうなものは取り入れるのがハルヒである。ホワイトボードにマーカーで『歩の強化』と書き入れる。
「例えば、いくらでも前に進めるとかいいわね」
 それじゃ香車だろ。いくらなんでもバランスがおかしいと思うぜ。せめて2マスまでとかにしとけ。
「そんなのつまんないわ。まあ、仕方ないから具体的なパワーアップ方法は保留……と」
 ハルヒは『後で考える』と補足。
「他にない?」
「僕も一つ提案があります」
 古泉がスッと片手を上げる。
「王が負けただけで国が滅びるというのはちょっと国として脆弱ではないでしょうか? 実際の戦争ならば、王が命を落としても後継者などが亡き王の意志を継ぐと思うのですが」
 まあ、機関に属している古泉ならではの意見だな。実際、例の青い巨大な奴と戦っているからこそ、組織の戦いというのがわかるのだろう。
「確かにそれも一理あるわね」
 言いながら、ハルヒはホワイトボードに書き入れていく。
 しかし、王が死んでもしなないとなれば、何をもって勝敗を決めるんだ? お互いのコマを全滅させるってんじゃかなり無理があるだろ。
「まあ、これも保留よ」
 具体的な事は後回しにするらしい。やれやれ。
キョン、あんた文句ばっかり言ってないでなんか提案しなさいよね」
 ハルヒが口を尖らせて俺をにらみ付けていた。
 しかし、そうは言われても将棋のルールなんて完成したモンを変えるのは難しい。これ以上、コマを強化してもおかしくなるし。
「それじゃあ、成るって制度をなくしたらどうだ?」
 歩が強化される事になってるんだ。多少のバランスとして全体の弱体化も必要だろ。
「そうね……ま、ちょっとつまらなくなりそうだけど、あんたの意見も入れないと不公平だから取り入れてあげるわ」
 俺はなぜ、意見を強要された上に嫌々承認されてるんだろうな。なんとなく理不尽なものを感じる。
「あとは意見を言ってないのは有希だけよ。何かない?」
「……」
 それまで無言で座っていた長門だが、スッと顔を上げ、
「コマが相手に寝返る制度に疑問を感じる」
 と言うと、再び視線を本に落とす。
「ま、確かにそうね。あたしが大将なら、負けたら恥を忍んで自刃させるわ」
 確かにハルヒならやりかねん。そう考えると、こいつを団長にして戴いている俺達の命は本当に危うい物なのだと実感する。今が戦国時代じゃなくて良かった。
「これで一通りみんな意見を言ったわね」
 しかし、ハルヒは何も案を出していないではないか。俺達だけに意見を出させて、自分だけ意見を言わないってのはどうなんだ?
「これをまとめるのが団長の仕事なのよ! 待ってなさい、明日までにSOS団将棋のルールを作って来てあげるんだから!」
 といってその日は解散。


 その翌日、朝からテンションの高かったハルヒは本当に一日で新ルールを作ってきたらしく、パソコンで打ち直してプリントアウトすると俺達に配った。
 俺達の意見がうまく採り入れられている他、バランスを取るためにハルヒが色々とルールを追加している。この辺の熱意は、褒めてやってもいいかも知れないな。
「じゃあ、とりあえず有希とあたしでやってみるわ」
 まあ、技量を考えると長門とやるのが一番良いだろう。何しろルールを作ったのは元々の技量が高いハルヒであり、そんな奴に俺や朝比奈さんや古泉が太刀打ち出来るはずもない。
 そんなわけでしばらく長門ハルヒが対局している様子を眺める。長門はざっとルールに目を通しただけで覚えたようで、ハルヒの編み出した新ルールをきっちりと活用している。例えば、歩が正面だけでなく斜め前に動けるとか、そういうのだ。
 ちなみに二歩というルールは存在しない。まあ、そんなもんがあったら歩の強化が何の意味もなくなるから、当たり前なのだが。
 しばらく二人の勝負を見ていて、
「ん?」
 ちょっと思い当たるところがあった。これは、もしや……
「なあハルヒ、ちょっと言いにくい事があるんだが、言ってもいいか?」
「なによ? 有希と良い勝負してるんだから、どうでもいい事だったら死刑だからね」
「お前と長門がやってるゲームなんだが、確かに将棋とはちょっと違うルールになっているんだが、どっかで見たことがあるんだよな」
「言いたいことがあるならはっきり言いなさいよ」
「チェスになってるぞ、それ」
 そう、ハルヒが練りに練った将棋の新ルールは、すっかりチェスになってしまっているのだった。