2006-10-18 続・むらびととじぬしさん 17 絵本 過去ログはこっちにまとまってるから、そちらを見ると便利ですよ まず、僧侶(そうりょ)は最初(さいしょ)に首(くび)に襲(おそ)われた佐吉(さきち)の家(いえ)に行(い)きました「生首(なまくび)が空(そら)を飛(と)んで襲(おそ)って来(き)たんだー」 佐吉(さきち)は身振(みぶ)り手振(てぶ)りを交(まじ)えてその時(とき)の事(こと)を説明(せつめい)しました「噛(か)み付(つ)いて来(き)たんですか」「そうそう」 僧侶(そうりょ)の質問(しつもん)に佐吉(さきち)は頷(うなづ)きながら答(こた)えます「噛(か)み付(つ)いたり、ぶつかって来(き)たりしたんだよ」 本当(ほんとう)は目(め)が光(ひか)っていただけなのですが、転(ころ)んで怪我(けが)をしたというのは恥(は)ずかしくて言(い)えないのです「ちょっと怪我(けが)を見(み)せて下(くだ)さい」「これです」 と言(い)って、佐吉(さきち)は本当(ほんとう)は転(ころ)んだ時(とき)に出来(でき)た怪我(けが)を見(み)せます「ふむふむ」 僧侶(そうりょ)は頷(うなづ)きます「ところで、なんで夜(よる)に首(くび)を見(み)に行(い)ったんですか」「目(め)が光(ひか)るって噂(うわさ)があったんだよ」「わかりました」 僧侶(そうりょ)は佐吉(さきち)の家(いえ)を後(あと)にしました