2006-09-30 むらびととじぬしさん 11 絵本 「死(し)ねー」 村人(むらびと)の鎌(かま)が地主(じぬし)さんの喉笛(のどぶえ)に刺(さ)さりました「ぐげふぅ」 声(こえ)と言(い)うより、それは音(おと)でした「やっちまえー」「息(いき)の根(ね)を止(と)めるんだー」 次々(つぎつぎ)と、村人(むらびと)たちは農具(のうぐ)で斬(き)り付(つ)けます「切(き)り裂(さ)けー」「切(き)り裂(さ)けー」 村人(むらびと)たちは、地主(じぬし)さんをばらばらに切(き)り裂(さ)いてしまいます「…………」 地主(じぬし)さんは既(すで)に生(い)きていないようです 人(ひと)というより、それは物(もの)でした