2006-09-25 むらびととじぬしさん 6 絵本 結局(けっきょく)、あの台風(たいふう)の爪痕(つめあと)は酷(ひど)いものでした「これしか収穫(しゅうかく)できなかったですー」「これしか収穫(しゅうかく)できなかったですー」 その秋(あき)、村人(むらびと)たちが小作料(こさくりょう)を差(さ)し出(だ)しましたが、その量(りょう)は微々(びび)たるものでした「まあまあ、今年(ことし)は仕方(しかた)ないですよ」 それでも、地主(じぬし)さんは気(き)にしていない様子(ようす)です「全(すべ)て、台風(たいふう)が原因(げんいん)ですから、皆(みな)さんは何(なに)も悪(わる)くないですよ」 地主(じぬし)さんの言葉(ことば)に、村人(むらびと)たちは一層(いっそう)尊敬(そんけい)しました