拍手レス
>7/17 23:21 (ヱヴァネタバレにつき省略)
今回の映画はとても良かったですね
また見ようかと思ってます
ニュース
・新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生(Wikipedia)
・新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に(Wikipedia)
・■「THE END OF EVANGELION」の感想集(はてな匿名ダイアリー)
旧劇場版なんかのネタバレありますのでご注意
・ワンマン電車(EOSとkotodaddy)
数ヶ月前に仙台行った際に乗った電車がワンマンだったので色々と調べてみた
まあ自分が乗り降りした駅は無人駅じゃなかったので普通に出入りできたんですが、なかなか面白いシステムですね
・ビッグサイトからお台場ガンダムまで歩いてみた(情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明)
行けなくもない距離みたいですが、炎天下で疲れた状態だと軽く死にそうなのでご注意
・書けないマジックを許さない(@nifty:デイリーポータルZ)
またアホなことを
・1クリックで知らない誰かと完全匿名でチャットを楽しめるWebサービス「ChatPad(チャットパッド)」を試してみた(GIGAZINE)
突然、知らない人と「知り合いにはできないようなお話」をしたくなった時には便利かも知れない
・25年目の新レシピでカントリーマアムがサクサクに!?(東京ウォーカー) 【独り言以外の何か経由】
どの程度サクサクになるかによっても違う
ところでこれってカップヌードルの新しい肉みたいに完全変更ってわけじゃないですよね?
2chまとめ系
・やる夫で学ぶ手芸入門 前編(やる夫ブログ) 【GF団経由】
知らん間に新作が来て終わってた!
CG系
・あきら様が宿題を理由に白石さんちに来て帰らないよシリーズ 完全版(あいちこ)
帯
・ハコテン女子 予習(オトウフ/マテリアル)
のどっち
・和とタコス(portrait)
パジャマパーティ
・らき☆すた町おこし!(ShiBoo!)
鷲宮は色々とやっておるなあ
・フレッシュプリキュアより夏コミ・ブッキー本2冊の表紙(方円軒)
おっぱんつ
・イース様@フレッシュプリキュア(Short Circuit)
なんか四人目になったようで
・夏の新刊EasyModePlay表紙で放課後プレイの彼女さん(65535あべぬー。)
コントローラーの位置
・牛魔王とチチ。(D5R)
リアル系
けいおん!系
ハルヒ系
・エンドレスエイト漫画(面舵いっぱいいっぱい)
長門さんパない
・同棲キョンハル四コマ。その11。(妄想界の住人は生きている。)
手
・浴衣とお面の長門(THE TIKURIN HOMEPAGE)
お祭り
・オーバーオールなハルヒさん(果汁なんとかかんとか)
夏の予定
・スク水長門(あめ のち ゆき)
本しっとり
・消失の消失(狗古堂)
なんかそんな噂が
・長門さん、ケフィアにつまずき、すってんころりん。その拍子に服まで脱げちゃってケフィアまみれ。クールなくせに意外にドジっ子なんだね♪(Mr.Fahrenheit)
間違ってません
・まめ(Campus Life)
縛った長門
・長いと髪を結うのが大変なキョン子(code:Qualia)
ポニーテ
今日の長門有希SS
今さら言うまでもないことだが、涼宮ハルヒは横暴である。出会った頃ほど傍若無人ではないが、それでも一般的な基準で考えると十分だろう。ごく一部に例外はいるが、ハルヒが持ち前の我が儘っぷりを発揮する対象はSOS団内外を問わない。とにかくハルヒはやりたいことをやりたいようにやるだけだ。
しかしながら、無言でいきなり襟首を掴むのは少々やりすぎではないだろうか。真正面のハルヒから目を離すことのできない状態だが、教室中の視線が集まっているのは見るまでもない。ハルヒの行動に慣れたクラスメイトの目にも、今のハルヒはさすがに常軌を逸しているように映るだろう。
「キョン、あんたたるんでるわ」
「そうかい」
確かに俺はあまりシャキシャキとした方ではないが、こんな風に首根っこ掴まれるようなした覚えはないぜ。
「取れるわよ」
一体なんのことだ。俺には心当たりがないんだが。
「ボタンよ。ワイシャツのボタンが取れかかってるわ」
「なるほどな」
それでハルヒの奇行に納得がいった。いや、ボタンが取れかけている相手にこのような振る舞いをするのはあまり普通の振る舞いとは思えないが、全く理由がないわけではないということだけはわかる。
だが、俺は取れかけたボタンを修繕する道具なんざ持っちゃいない。家に帰るまで外れなければ親にでも頼んで付け直すことができるのだが、それまで糸が持ちこたえてくれるだろうか。それとも、知らない間に落として紛失しまうことのないように千切ってしまう方がいいかも知れない。
「なあ、ハサミを持ってたら貸してくれないか?」
「あるけどダメよ」
「なんでだ?」
「今から使うもの」
俺を椅子に座らせると、ハルヒは鞄から小さなポーチを取り出した。中には小さなハサミだけでなく、糸や針などがぎっしり収められている。
いわゆる、ソーイングセットってやつだ。
「刺されたくなかったら動くんじゃないわよ」
言うとハルヒは、小さなハサミを俺の首元に近づけてくる。もちろんハルヒのしようとしていることを曲解などしているわけじゃないが、心配にはなる。
「お前、そう言うの得意なのか?」
「あたしを誰だと思ってんのよ」
勉強もできてスポーツ万能のハルヒなら、手先が起用であってもおかしくない。この状態でボタンを留めるくらい難しいことではないはずだ。
だが、こうしてハサミの先端を突きつけられると、口に溜まっただ液をごくりと飲み込んでしまうのは仕方がないと言えよう。
「動くと刺さるわよ」
物騒なことを言わないでくれ。てか、刺さるって針じゃなくてハサミの話だったのか。ハサミが刺さるとかかなり大事じゃないのか。
「喉を動かさないでよ」
しゃべるなってことかよ。俺は小さく溜息をつく。
「だから動かすなって言ってるでしょ」
呼吸もかよ。
まだ視線が集まっているように感じ、俺は便所に行くふりをして教室を抜け出した。
散々な目に遭ったものだ。服を脱げば安全にボタンを付け替えることはできたのだが、そのことに気づいたのは全てが終わった後だ。最初から最後まであまりにも急展開だったからな。
まあ、気が付いていたとしても脱いでいたかどうかはわからない。下に何も着ていなかったから上半身裸になってしまうのは避けたいことだし、そもそもハルヒのプライドを傷つける可能性がある。
「なによ、あたしが信用できないっての?」
だとか言ってへそを曲げることは目に見えている。信用できているかどうか聞かれれば半々と言ったところだが、それを口に出せば更にまずい自体になるだろう。
「おっと」
便所から出た正面に長門が立っていた。長門は俺に気が付くと、すたすたと近寄ってくる。
「……」
一瞬俺を見つめた後、長門は俺の首のあたりに手を伸ばしてまた戻した。
「どうしたんだ?」
「糸くずがついていた」
「そうか。ありがとよ」
「いい」
ちょうどチャイムがなり、休み時間が終了する。少し急がなければならない。
「走るぞ」
「……」
静かに首を縦に振る長門と共に、俺は足早に教室に向かうことにした。