総理英雄伝説 7

 内容的にかなりアレなので、興味無い方は完全スルーでお願いします
 あと、かなりアレなので漢字に変換もしないで原文ママでお送りします、その方がスルーしやすいと思うので
 とにかく、6年前に作ったので今の自分とは別物だと思って頂けるとありがたい



「まけたら、もうにょたいもりたべられないよぉー!」
 しゃしんをみたもりそうりがじたばたとあばれます
 じっさいはそんなことではすまないのですが、もりそうりはとりあえずにょたいもりをたべることがじゅうようなのです
「かちたいぃー、さんごくじんなんかにまけたくないー!」
 もりそうりがあばれていると、ぼうえいちょうちょうかんがぽんとてをたたきました
「かてるかどうかわかりませんが、とりあえずまけないほうほうはありますよ」
「ほんとにぃ?」
「はい。ほっかいどうがのこっているのなら、あるいは」
「じゃあ、たのむよ」
「わかりました」
 ぼうえいちょうちょうかんはもりそうりのへやをでていきました

「ちょうかん」
 じえいたいのひこうきにもどると、ぶかがこえをかけてきました
「どうした?」
「こくれんからこうふくするようにとのつうしんがはいりました」
「ほりゅうしておけ」
「わかりました」
「それより、ほっかいどうの524きちはぶじか?」
「ぶじです」
「よし、それでは202けいかくをじっこうしろ」
「わかりました」
 ぶかはどこかにむせんでれんらくをはじめました


 ここはほっかいどうのとあるはつでんしょ
 いきなりほんしゅうがくうばくされ、しょいんたちはおびえています
 せいふがなにもじょうほうをこうかいしないので、こくみんもみんなおびえているはずです

 ぷるるるる、ぷるるるる。

 おそるおそる、しょちょうがでんわをとりました
「もしもし」
「こちら、じえいたい」
「え?」
 よきせぬところからのでんわに、しょちょうがおどろきます
「こちらじえいたいです。まだきみつじょうほうですが、きたちょうせんがせんそうをしかけてきました」
「そうだったんですか!?」
「そうです。きみつじょうほうですので、がいぶにはもらさないでください」
「わかりました」
「それで、げんしろがくうばくされるときけんですから、すぐにげんしろをていししてください」
「わかりました」
 しょちょうはぶかにしじをだし、げんしろをとめさせます
「それと、ほうしゃせいぶっしつをあんぜんなばしょにうつしますので、1じかんごにおとずれるじえいたいいんのしじにしたがってください」
「わかりました」

 ぼうえいちょうちょうかんのもとに、ぶかがやってきました
「かんせいしたのか?」
「そうです」
「わかった」
 ぼうえいちょうちょうかんはもりそうりのところにむかいます
 そうりのへやにはいると、へやじゅうにいしゅうがひろがっていました
 もりそうりがきょうふのあまりしっきんしたにょうがそのままになっているのです
 そして、そのちょうほんにんはそふぁーにすわってがたがたとふるえていました
「もうにょたいもりたべられない……もうにょたいもりたべられない……」
 めつきがすこしあやしくなっています
「そうり、しっかりしてください」
 ぼうえいちょうちょうかんがいうと、そうりがゆっくりとかおをむけます
「こくれんぐんにたいこうしうるほうほうがあります」
「ほんとぅ!?」
 もりそうりのめがかがやきます
「のこっていたはつでんしょからうらんをあつめて、かくへいきをつくりました。これをもちいてとりひきしましょう」
「それでさんごくじんたちにかてるの?」
「まあ、まけることはないでしょう」
「やったー、またにょたいもりがたべられるぅー」
 もりそうりがたちあがってこおどりします
「ぼくちゃんはどうすればいいの?」
「これからこくれんじむしょとかいせんをつなぎますので、このはっしゃぼたんをたてにとりひきしてください」
 ぼうえいちょうちょうかんがもっていたかばんをあけると、それはぼたんになっていました
「とりひきなんてむずかしいよぅ」
「こちらでめもをよういしますので、それをよんでください」
「うん。わかった」
 こうして、もりそうりはぼうえいちょうちょうかんにつれられておおきなてれびのあるへやにむかいました
「では、つなぎます」
 もりそうりがいすにすわると、てれびにこくれんのじむしょのひとびとがうつりました
「がーがーがーがー!」
「がーがーがーがー!」
「がーがーがーがー!」
「がーがーがーがー!」
「がーがーがーがー!」
 こくれんのさんごくじんたちがなにかいっていますが、もりそうりにはいみがわかりません
「では、よんでください」
 ぼうえいちょうちょうかんがいうと、もりそうりがめもをみました
「こくれんのしょくん、いますぐこうげきをていししたまえ」
 もりそうりのことばは、こくれんのひとたちのよこにいるつうやくがそれぞれのことばにつうやくしています
「がーがーがーがー!」
「いきなりあふりかをきしゅうしたのに、そんなことをきくわけがあるか!」
 はくじんのことばを、となりのつうやくがにほんごにしました
 もりそうりはめもをみます
「ここにかくへいきのはっしゃぼたんがある」
 もりそうりはもっていたかばんをひらきました
「かくをはっしゃされたくなければ、くうばくをちゅうししろ。ちなみに、かくへいきのひょうてきはこくれんほんぶである」
 もりそうりのことばがほんやくされると、こくれんのひとびとはどよめきます
「がーがー!?」
「かくへいきだって!?」
「がーがー!」
「このうんこやろうめ!」
「がーがーがーがー!」
「そんなことをしたら、せかいがほろびるぞ!」
 げんざいかくへいきをそうびしているくにはたくさんあり、ひとつのかくへいきがはっしゃされると、ほかのくにのかくへいきもはっしゃされるようになっているのです
 だから、もしどこかのくにがかくへいきをはっしゃすると、せかいがほろびるのです
「がーがー!」
「はったりだ!」
「がーがーがー?」
「どうせそんなゆうきはないんだろう?」
「がーがーがー!?」
「そのぼたんがかくへいきだというしょうこはあるのか!?」
 ここまでいわれて、もりそうりはきれてしまいました
「ぼくちゃんはほんき! ほらっ!」
 そういうと、もりそうりはかくへいきのぼたんにてをのせました
「そうり、それをおしてはいけません」
 ぼうえいちょうちょうかんがいうと、もりそうりはもっとふくれました
「ふん! おしてやるぅ!」

 ぽち。

 もりそうりはぼたんをおしてしまいました
 それをみて、こくれんぐんのひとたちはありのすをつついたようになりました
「がーがーがーがー!」
「がーがーがーがー!」
「がーがーがーがー!」
「がーがーがーがー!」
「がーがーがーがー!」
 こくれんぐんのひとたちはにげだしてしまいました
「そうり、おしてしまいましたか」
 ぼうえいちょうちょうかんがためいきをつきます
「おしちゃった」
「『おしちゃった』じゃねえ! このくずやろう!」
 いきなり、ぼうえいちょうちょうかんがもりそうりのいすをおしたおしました
「かくへいきははっしゃしたらおわりなんだよ!」
「ぼくちゃんをたたいたらしけいだぞぉ!」
「うるせえ! せかいがほろびるんだ、かんけいねえ!」

 ごすっ!
 がす!

 ぼうえいちょうちょうかんがもりそうりのあたまやみぞおちをけりつけます
「しんじまえ、このくず!」
 そういうと、ぼうえいちょうちょうかんはむなもとからけんじゅうをとりだし、もりそうりにむけました

 ばん!

「いたいよぉ、いたいよぉ!」
 あしをうたれ、もりそうりがのたうちまわります
「くそっ」
 もりそうりのかおにつばをはき、ぼうえいちょうちょうかんはいすにこしかけます
 ほんとうはちきゅうからにげだすほうほうもあるのですが、こうなるともうまにあいません
「さいごにいっぷくするか」
 ぼうえいちょうちょうかんはそういってふところからちいさなきんぞくけーすをとりだします
 ふたをあけると、そのなかにはちゅうしゃきがはいっていました
 ぼうえいちょうちょうかんはそのはりをうでにさし、なかのえきたいをちゅうにゅうしました
「ひひひひひひ……」
 ぼうえいちょうちょうかんがにやにやとわらいはじめました


 それからすうじかんご、せかいにかくへいきがふりそそいでいました
 ひとびとはそれにきづくまもなく、じょうくうからふりそそいだばくふうをあびてしんでいきます
 こうして、せかいはほろびました



おしまい