続・むらびととじぬしさん 30

 過去ログはこっちにまとまってるから、そちらを見ると便利ですよ



 凌辱りょうじょく一段落ひとだんらくしたとき、お朱鷺とき突然とつぜんおさえられていたうで前方ぜんぽうりました
「うわぁ」
 おさえていたおとこはそのいきおいでもう一人ひとりおとこばされます
 しかし、おとこんできたおとこをかわしました
「ぐぅ」
 げられたおとこは、地面じめんあたまちつけてぐったりしました
「ふっ」
 ちいさくいきくと、お朱鷺ときうししばられていたなわ千切ちぎりました
 うしろにび、先程さきほどまで凌辱りょうじょくしていたおとこ間合まあいをります
「てめぇ」
 おとこびかかります
 つぎ瞬間しゅんかんおとこ天地てんち逆転ぎゃくてんするよう不思議ふしぎ感覚かんかくになり、気付きづくと背中せなかから地面じめんおもたたけられていました
 お朱鷺ときおとこからはなして洞穴ほらあなからそうとしますが、そのおとこりました
 お朱鷺ときバランスばらんすくずし、おとこほうかおけます
 つぎ瞬間しゅんかん――

 しゅぱっ



 あつような、つめたいようなにかがお朱鷺ときかおけました
 そして、視界しかいまってきます
「このやろぉ」
 ると、凌辱りょうじょくおとこ片手かたて包丁ほうちょうっていました
 包丁ほうちょうさきからがぽたぽたとれているのがえますが、次第しだいえなくなっていきます
 お朱鷺ときは、自分じぶん眼球がんきゅう真横まよこられてしまったのだとわかりました
「うぁぁ……」
 さえて、お朱鷺ときいとれた人形にんぎょうようにへたりみます
 お朱鷺とき暗闇くらやみなかにいて、もう自分じぶんには視力しりょくもどらないのだとわかります
 お朱鷺ときはそのまま、うごかなくなりました
こずらせやがって……」
 おとこ近付ちかづいてると、お朱鷺ときたおしてまた凌辱りょうじょくはじめました