2006-10-25 続・むらびととじぬしさん 23 絵本 過去ログはこっちにまとまってるから、そちらを見ると便利ですよ その日(ひ)の深夜(しんや)、僧侶(そうりょ)は境内(けいだい)に来(き)ていました 境内(けいだい)はひっそりと静(しず)まり返(かえ)っており、人(ひと)の気配(けはい)が全(まった)く感(かん)じられません「…………」 無言(むごん)のまま、僧侶(そうりょ)は遠(とお)くにある生首(なまくび)を見(み)つめています「…………」 生首(なまくび)も無言(むごん)のまま僧侶(そうりょ)を見(み)つめています「はっ」 息(いき)を吐(は)き、僧侶(そうりょ)は生首(なまくび)に向(む)かって走(はし)り出(だ)します そして、僧侶(そうりょ)は持(も)っていた木刀(ぼくとう)を振(ふ)りかぶり、生首(なまくび)に向(む)かって跳躍(ちょうやく)しました 「とりゃあぁぁ」 僧侶(そうりょ)は生首(なまくび)に木刀(ぼくとう)を振(ふ)り下(お)ろしました