2006-10-13 続・むらびととじぬしさん 12 絵本 翌日(よくじつ)、神社(じんじゃ)の境内(けいだい)では村人(むらびと)たちが祭壇(さいだん)を作(つく)り始(はじ)めていました「引(ひ)っ張(ぱ)れー」 大(おお)きな石(いし)の柱(はしら)に縄(なわ)を縛(しば)りつけ、村人(むらびと)たちはそれを石畳(いしだたみ)の周(まわ)りに立(た)てようとします「力(ちから)が弱(よわ)いぞー」「そっちも引(ひ)っ張(ぱ)れー」 ぐらぐらと揺(ゆ)れて、立(た)てるのは難(むずか)しいです それでも、なんとか柱(はしら)が立(た)ちました「立(た)ったー」 この様(よう)にして、夕方(ゆうがた)になった頃(ころ)には四本(よんほん)の柱(はしら)が立(た)ちました「出来(でき)たー」「やったー」「祭壇(さいだん)だー」 祭壇(さいだん)と言(い)うより、それは神殿(しんでん)でした