2006-10-10 続・むらびととじぬしさん 9 絵本 神社(じんじゃ)に村(むら)の若(わか)い男(おとこ)たちが祭壇(さいだん)を作(つく)り、それに首(くび)を載(の)せました 首(くび)の周辺(しゅうへん)にお供(そな)え物(もの)を置(お)き、村人(むらびと)たちがそれを囲(かこ)んでいます「では、供養(くよう)を始(はじ)めます」 神主(かんぬし)さんが言(い)うと、村人(むらびと)たちは祈(いの)る用意(ようい)を始(はじ)めました「怒(いか)りを静(しず)め給(たま)えー」 神主(かんぬし)さんが祈(いの)り始(はじ)めます「怒(いか)りを静(しず)め給(たま)えー」「怒(いか)りを静(しず)め給(たま)えー」 村人(むらびと)たちも同(おな)じ様(よう)に祈(いの)りの言葉(ことば)を唱(とな)え始(はじ)めます「地主(じぬし)さん、ははー」「ははー」「ははー」 神主(かんぬし)さんが平伏(ひれふ)すと、村人(むらびと)たちも同(おな)じ様(よう)に平伏(ひれふ)します「怒(いか)りを静(しず)め給(たま)えー」「怒(いか)りを静(しず)め給(たま)えー」「怒(いか)りを静(しず)め給(たま)えー」「地主(じぬし)さん、ははー」「ははー」「ははー」「怒(いか)りを静(しず)め給(たま)えー」「怒(か)りを静(しず)め給(たま)えー」「怒(いか)りを静(しず)め給(たま)えー」「地主(じぬし)さん、ははー」「ははー」「ははー」 その儀式(ぎしき)は五時間(ごじかん)ほど続(つづ)き、終(お)わった頃(ころ)には夕方(ゆうがた)になっていました