続・むらびととじぬしさん 9


 神社じんじゃむらわかおとこたちが祭壇さいだんつくり、それにくびせました
 くび周辺しゅうへんにおそなものき、村人むらびとたちがそれをかこんでいます
「では、供養くようはじめます」
 神主かんぬしさんがうと、村人むらびとたちはいの用意よういはじめました
いかりをしずたまえー」
 神主かんぬしさんがいのはじめます
いかりをしずたまえー」
いかりをしずたまえー」
 村人むらびとたちもおなよういのりの言葉ことばとなはじめます
地主じぬしさん、ははー」
「ははー」
「ははー」
 神主かんぬしさんが平伏ひれふすと、村人むらびとたちもおなよう平伏ひれふします
いかりをしずたまえー」
いかりをしずたまえー」
いかりをしずたまえー」
地主じぬしさん、ははー」
「ははー」
「ははー」
いかりをしずたまえー」
りをしずたまえー」
いかりをしずたまえー」
地主じぬしさん、ははー」
「ははー」
「ははー」
 その儀式ぎしき五時間ごじかんほどつづき、わったころには夕方ゆうがたになっていました