悪夢
前髪が1センチ幅だけ帯状に残って、そこから5センチ幅くらいつるっとハゲる夢を見ました
で、そこを上の方の髪の毛で無理矢理カバーするという夢
夢でよかった……
事例検証「Xbox事件」(素敵なNet_Life.htm)
難しいですねえ
特にネットの集まり+オフ会ってなり出すとそもそも人数の少ない集団なのに、更に小さい集団での内輪話ってなってしまうわけで
うーむ、トラウマトラウマ
超魔界村の攻略ページ
ふと思い出したので貼ってみる
しかし、個人的に松明って威力あって好きだったんですが、途中からかなり弱い扱いになってますね
あとエクスカリバーは全ての面で駄目すぎると思います
ラスボスコレクション(RETRO GAME GENERATION)
これは資料的になかなか面白い
エロパロスレにあったハルヒSSのすごいやつ
・ループ・タイム――涼宮ハルヒの憂鬱――
・ループ・タイム――涼宮ハルヒの溜息――
とある人物から薦められて読んだのですが、あまりにもレベルが高すぎるというか何というか
実は最近、量が多すぎてここのSSあまり読めてなかったんですが、また読もうと思いました
今日の長門有希SS
外国の小説だが、若い夫婦がお互いにクリスマスプレゼントを贈り合うが、それぞれのプレゼントがどちらも無駄になってしまうって話がある。しかしながら、その事でお互いへの思いを再確認した二人は、どちらも幸福だったのだろうか。
なぜそんな物語を思いだしたのは他でもない。ふと、長門へ何かプレゼントしたいと思い立ったからである。
いや、別に記念日とかそういうものではない。ただなんとなく、ずっと世話になりっ放しの長門に恩返ししなければな、と思っただけだ。
ともかく、プレゼントするからには長門にとって不要なものになってしまうと勿体ない。リサーチをしてみるべきだろう。
「なあ、ハルヒ。女ってどんなもんプレゼントされたら嬉しいんだ?」
「えぇっ!?」
小声で訊ねたのだが、予想以上に驚くハルヒ。
ああ、注目を浴びてしまった。まあ授業中にこんな大声を上げたら仕方がない。
「なんでもないわ」
と、それだけで無かったことに出来るのもハルヒのすごいところだ。どこで役立つかはわからないが、すごいスキルであるという事は認めよう。
「プレゼント……プレゼント、ね」
ハルヒはブツブツと呟く。机から身を乗り出しているので、頭の後ろから聞こえてくる声が少しばかり不気味だ。
「そうね……理想を言うなら、庭付き一戸建てってところね」
そんな無茶な。
「待ちなさい。それはあくまでも理想よ、理想。今のあんたに無理だって事はわかってるわ。まあ……そうね、20年以内に実現できればいいかしら」
やっぱりコイツに聞いたのは選択ミスだったかも知れない。
「あ、それでも無理なら分譲のマンションでも良いわよ。有希の部屋みたいな感じだったら子供が出来ても暮らせるし――」
ふうとため息をついて前に向き直る。
「最後まで聞きなさいよ! あんたから質問したんでしょ!」
ハルヒよ、お前は気付いてないかも知れないが、声のトーンが上がってまた注目を浴びているんだ。そろそろ潮時だぜ。
「欲しい物……ですかぁ?」
休み時間、廊下で見かけた朝比奈さんに質問をぶつけてみた。
うーん、としばらく考え込んで、
「えっとぉ、わたしは……紅茶とか集めるのが好きだから……珍しい紅茶とか……」
まあ、長門は別に紅茶党ではないからその点は参考にならないが、好きなものをプレゼントするというのは確かにセオリー通りってところだ。
長門の好きなものと言うと、まず思いつくのは読書である。しかし、長門は膨大な量の本を読んでいるから、既に読んでいる本が何かわからない。もし読んだ本をプレゼントしてしまってもどうしようもないし、この案はボツだろうか。
「なになにっ、何の話をしているんだいっ?」
と、鶴屋さんが間に割って入ってきた。ちょうど良かった、鶴屋さんにも聞いてみよう。
「んっ、欲しい物っ? そうさね、あたしなら……スモークチーズっかなっ? もちろん美味しいのさっ」
長門は別にチーズが好きだったという記憶がないが、好きな食べ物か……いや待て、長門は食べ物でも喜ぶかもしれないが、プレゼントとしては多少ずれてないか?
「キョンくん、おごってくれるのかいっ?」
鶴屋さんの目がキラリと輝く。まずい、話がおかしな方向に行きそうだ。
「いえ、ふと思いついただけで、では!」
「え? あ、はい」
「まったねー」
二人の先輩は、ヒラヒラと手を振って見送ってくれた。
「欲しいもの、ですか」
一応、たまたま見かけた別の先輩にも聞いてみる事にした。それほど親しいわけじゃないが、顔見知りなのでなんとなく。
「見えない自由が欲しくて、見えない銃を撃ちまくるって言いますよね」
この人に聞いたのは失敗だったらしい。
「あれ、どういう意味なんでしょうか?」
すいません、俺にもわかりません。
「長門さんの欲しいもの?」
と、そいつは聞き返してきた。
確か俺は「女の子の」と聞いたはずだぞ。
「でも、長門さんへのプレゼントなんでしょ?」
そこまであけすけに言われたら、反論のしようがない。
ああ、そうだよ朝倉。お前の言う通りだ。
「長門さんの欲しいもの、ねえ……」
しばらく、口元に手を当てて虚空を見つめてから、
「長門さんの欲しいのはわからないけど、わたしならよく切れるナイフとか欲しいかな」
と、ぺろっと舌を出す。
こいつもあまり参考にならなかったか、とため息をつくと、
「つまりね、みんな欲しい物はバラバラって事だよ。例えば、わたしがナイフを欲しいって言っても、他の人には理解できないでしょ? つまり、長門さんが本当に欲しいものは、長門さんしかわからない。他の人に聞いてもあんまり意味無いと思うな」
朝倉ははにかむような笑みを浮かべ、俺の耳元に口を寄せ、
「長門さん以外で長門さんが欲しい物がわかる人がいるとしたら、キョンくんが一番その可能性が高いと思うよ」
すっと体を引き、
「ま、本人に聞くのが一番だけどね」
ぱたぱたと足音を響かせ、去っていった。
さて、朝倉は意図したのかしなかったのか……たぶん意図したんだろうが、俺に2つの選択肢を与えた。
片方は自力で考えてプレゼントを選ぶって方法で、もう片方は本人に聞くって方法だ。
やっぱり本人に聞いた方がいいだろう。どっかの若夫婦みたいに意味のないプレゼントをしてしまうのは、本人的には自己満足になるかもしれないが、やはり避けたいしな。
「欲しいもの……」
そんなわけで、直接質問をぶつけてみた。
長門は本を手に持ったまま、首を傾げて俺を見つめている。思いつかないのだろうか。
「あなたのくれるものなら、なんでも」
それは嬉しいと同時に、困る答えでもある。結局のところ、自分で考えなければならないからだ。
「わたしにとって、あなたがわたしといてくれるだけで嬉しい」
ああ、俺もそうだぞ。長門と一緒にいるだけで幸せだ。
でも何か無いのか?
「今、特定の欲しい物はない」
長門はおしゃれをするわけでもないし、必要最低限のものしか必要としていない。
しかし、もったいないよな。長門は可愛いんだから、もっといろんな服を着ても似合うと思うんだが……
「それなら」
長門はじっと俺の顔を見つめ、
「あなたがわたしに着せてみたいと思う服を選んで欲しい」
長門の服を見立て……か。それは非常に魅力的であり、長門に似合いそうな服を根こそぎ買ってしまいそうで怖い。
「じゃあ、今度の休みにでも街に買い物に行くか。いろいろ着せてやるから覚悟しておけよ」
「……」
長門は嬉しそうにコクリと頷いた。