新ジャンル:キョンデレ

 放課後は部活である。
 活動と言っても各自バラバラに暇つぶしするだけの謎の集団であり、そもそも部ではないから部活動というのはおこがましいかも知れないが、それはさておき俺はいつものように文芸部部室の扉をノックした。
「開いてるわよ」
 朝比奈さんの癒しボイスを期待していた俺だったが、返ってきたのはハルヒの不機嫌そうな声だった。
 ため息をついて扉を開くと、部室の奥でふんぞり返ってるハルヒの姿が目に入った。
「お前だけか」
「なによ、文句あるの?」
ハルヒ、お前に言っておかねばならない事がある」
「なによ」
「愛してるぞ」


 皮肉っぽい口調で誤魔化しながらデレるキョン
 よく考えたら、キョンは元々精神的ツンデレなので単なるツンデレのような気がしてきました


 ちなみにキョン長門に対してだけは常に素で接しています
 つまり常時デレ

DOSゲーレビューコーナー

 こういうところを見てると、なんか昔のゲームってとんがってるなぁと思う
 ちなみに『暗闇』ってゲームはいまだに記憶に残ってます
 すごかった
 あと、ポッキーもいろんな意味ですごかったと思います


ポッキー攻略
>キャラデザの可愛さとは裏腹にゲームは異様に難しく、途中で間違えてもすぐにゲームオーバーにならず、後でデッドロック状態に陥るパターンが多くて非常に辛い。


 カノソ思いだした

今日の長門有希SS

 心地良い疲労感が全身を包む。全身を覆う汗が気化していくと、火照った体が冷えていく。
「……」
 首を下に曲げると、俺の方を見上げていた長門と目が合った。うつぶせになった長門は俺の胸に頭と左手を預けている。
 胸にかかるわずかな重みが気持ちいい。長門の頭に圧迫され、トクントクン自分の心臓の鼓動が感じられる。
 俺は何の気無しに長門の頭に左手を置いた。しっとりと汗ばんでいる。普段は汗をかきそうにない長門だが、今はしっとりと汗を吸っていた。
「……」
 黙って俺を見ていた長門だが、しばらくして気持ちよさそうに目を閉じた。あまりの愛らしさにくしゃくしゃと髪を弄ぶと、シャンプーのにおいが鼻腔をくすぐった。
「くせがつく……」
 じとりとした視線で見つめられ、俺ははねてしまった長門の髪を手グシで整える。
 サラサラとした綺麗な髪だ。俺以外の者には触らせたくないね、うん。
 長門が再び心地よさそうに目を閉じてしまうと、ついイタズラ心がわき上がってくる。
「……」
 髪の間に指を通すと、まるで俺の心を読んだかのようにじっとりとした視線で俺を見る。長門には全てお見通しってわけだ。
「いてっ」
 それでも髪を弄ぼうとすると、胸がつねられた。皮膚にたるみのない部分はちょっと痛いぞ、長門
「それ以上やったら……お仕置き」
 長門のその言葉は、むしろ逆効果だった。長門のお仕置き……別に俺はMとかそういうのじゃないと思うのだが、それはなぜか俺の心をときめかせた。
「おりゃっ」
 両手で長門の髪をぐしゃぐしゃといじり回す。しばらく無抵抗で耐えていた長門の髪は、俺の気が済む頃にはパンクロックやヘビメタをやっているような雰囲気になっていた。
「お仕置き決定」
 長門は小さく呟くと自分のお腹にそっと手を添えた。へその下あたりを、慈しむようになで回す。
 そして、キュルキュルとテープを早回しにしたかのような言葉を口にする。
 ……今のはなんだ?
「属性情報をブースト変更。ホーミングモード」
 それは、どこかで聞いた覚えのある言葉だった。
長門、何をどうしたんだ?」
「あなたの精子を強化した。間違いなく受精する」
 自分自身、サーっと血の気が引いていくのがわかった。
「まかせて」
 あまりのショックで言葉が出ない俺を無視するように、長門は続ける。
「情報操作は得意。涼宮ハルヒにはばれないように育てる」