クリック連射祭

 以前、右クリックが勝手にダブルクリックになる病気になっていたのがいつの間にか直っていて左クリックも同じ状態になって直っていたのですが、なんかまた左クリック連射病が再発していて微妙に困ります
 壊れっぱなしじゃなくてたまに壊れるから買い換えるのも微妙でタチが悪い

ニュース

にかいや
 近所じゃないけど家からそこそこ近い場所にあるラーメン屋のHPがなんか面白かったというか、お店のHPでこういうタイプのを見たことがない気がする


サイクリングの前後のストレッチ(杉田接骨院)
 最近、クロスバイクに乗って遠出することが増えてきたのですが、まだそれほど長時間乗るのに慣れていないのでうっすらと筋肉痛になったりするわけで、それの解消のために調べてみた


便利な自転車向けWeb地図サービス「ルートラボ」(Impress k-tai)
 知らない道を走る際に事前に調べたり、走った道を記録するのに便利なので使ってます
 コラムにもあるけど高低差がわかるのがすごく便利
 自分はこれとgoogleストリートビューを組み合わせて下見してます


 GPSとか持っていると走った場所のログを取って公開したりできるので、そういうのがある人は更に便利というか、たぶんGPSのログを取るような人はみんな知っている気がする


愛の貧乏脱出大作戦 非公式応援ページ(放映店全店データベース)
 当時見てたんでちょっと前にやった特番がすげえ面白かったんですが、


1980年代のセガ体感ゲーム in 北海道&東京!(MobileHackerz再起動日記)
 大型筐体のゲームをやってみたいなあとか思ったら、実家近くにあることが発覚したのでいずれ行く

今日の長門有希SS

 前回の続きです。


「『爆笑! ドラえもんゲーム』を行う際は、先に説明の書かれている紙だけを取り出し、手順に従って行動してください」
 ハルヒが封筒の表面に書かれていた文章を読み上げる。先ほどのハルヒの言葉によると、他にも何か固い物が入っているらしい。
 ごそごそと封筒の中を探り、ハルヒは紙を取り出した。同じ方向に折り畳んだものらしく、妙に細長い。そして可愛らしいシールで留められて開かないようになっている。
「なんか、説明の区切りごとに折られてるらしいわ」
 言いながらハルヒは丁寧にシールを外し、折り畳まれている最初の部分を開く。
「なになに……まず最初に、ドラえもん役を決めて下さい?」
 紙から顔を上げ、ハルヒは俺たちを見回す。
ドラえもん……ねえ」
 ゲームの名前から内容が全く予想できないだけに、ドラえもん役になるのがいいことなのか悪いことなのか判断できない。封筒を持ってきた古泉自身も中身を読んでいないらしいので、この場でそれがわかるのは誰もいない。
 俺たちを見回すハルヒに、それぞれの顔を見合わせる俺たち。
 未来から来た存在であることを考えると、まず朝比奈さんに軍配が上がる。しかし朝比奈さんは特殊なアイテムを出すことはないので、その点では長門の方がドラえもん要素は強い。
 しかし、ちらちらとこちらに向けられる朝比奈さんや古泉の視線を見ると、選ばれるのは俺だろうと思っているふしがあるようだ。俺には他のメンバーほどドラえもん的要素がないはずだが、こういう時に人柱になるのは大抵俺なので、そう思われる理由もわからなくはない。
 ちなみに長門はこの時点でも本に視線を落としているので俺の方に目を向けていないが、考えていることは他の二人と同様だろう。
「古泉くんかしら」
 しかし、意外にもハルヒの口から出た名前は俺ではなかった。
「僕ですか?」
「そう。ほら、何か物が必要になった時は色々と持ってきてくれるし」
 ハルヒにしてみればそうかも知れないな。朝比奈さんや長門ドラえもん要素は、ハルヒには知られないようにしていることだ。
「じゃあドラえもん役は古泉くんで、次の説明は……ドラえもん役に選ばれた人は、靴下を脱いで下さい……?」
「靴下?」
 思わず聞き返してしまう。
「読み間違いじゃないよな」
「靴下って書いてあるわ。よくわからないけど、そう言う指示なのよ」
 ハルヒに向けられた説明書きには、確かにハルヒが口にした通りの文言が書かれている。
 このあたりで、俺はドラえもん役の雲行きが怪しくなってきたように感じていた。
「ああ、そう言えばドラえもんって靴とか履いてなかったわね」
 妙なところに感心したように、ハルヒはうんうんと頷いている。それを言ってしまえば、あいつは常に全裸でポケット一丁だった気がするのだが、それを口にすると古泉がそう言うスタイルにされてしまう可能性がある。
「脱ぎました」
 いつの間にやら古泉は動いていたらしく、その足下には揃えて置かれた上靴があり、その左右の靴に一つずつ白い靴下が押し込まれている。
「で、次は……その靴下を手袋のように両手にはめて下さい……だそうよ」
「ええっ?」
 さすがの古泉も素っ頓狂な声を出す。履いていた靴下というのは自分の物でもあまり綺麗だとは感じられないもので、それを手にはめるというのはあまり喜ばしいことではない。
「本当にやるんですか?」
「まあ、そう言う指示だしお願いね」
「はあ」
 笑みを引きつらせながらも古泉は指示の通り両手に靴下をはめていく。
「なんか……その状態だと確かにドラえもんっぽいかも……」
 ハルヒの言う通り、青いブレザーで両手が白くなっているとドラえもん的ではある。しかもネクタイは赤で、中に着ているシャツは白。カラーリング的には申し分ない。
「次の指示は、封筒に入っているものを取り出して……ん?」
 ハルヒは封筒の中に手を入れて、白くて細長い紐のようなものを取り出した。素材はプラスチックのように見える。
「結束バンド」
 ぽつりとその名前が耳に入る。長門の視線は、手元の本ではなくハルヒの持っているものに向けられている。
「パソコンのケーブルをまとめる時などによく使われているものだから、隣の部室でもよく見かけることがある」
「ああ」
 長い電源コードの家電製品なんかは、まとめられるように途中にそういうのが付けられていることがあるな。
「で、ドラえもん役の人が靴下の中で両手を握り拳にした状態で、その手首を結束バンドできっちりと留めて下さい――だってさ」
 この時点で俺は、ドラえもん役に選ばれるのはとてもよろしくないことだと確信した。