豆腐とタマネギ
すき焼きみたいな味付けにして土鍋で似てみたけど材料の種類が少なすぎて残念でした
今日の長門有希7
表紙・挿絵:犬居なぎさん(狗古堂)
頒価価格:1500円
初出:09/12/31 コミックマーケット77 東1 G-29b「魔界都市出版」
B6・276p(本文272ページ)
2009年1月〜2009年8月までのSSが詰め込まれてます
8月〜9月にあった謎のフードバトルについてはページの都合で次回に回します
いつも通り一般向けになります
挿絵サンプル
アンちゃん大全
頒価価格:500円
初出:09/12/31 コミックマーケット77
B5・32p(内カラー8ページ)
某下着大全でお馴染み、ニリツハイハンさんのマスコットキャラクター「アンちゃん」のアンソロジーを本人に内緒で作っていました
ニリツさんを驚かせたいばかりにがんばったのですが、ネタばらしをしたら想像以上に驚いていたようなので大満足です
執筆陣は以下のようになります
- 表紙
- イラスト
・薙派さん(あるたな)
・犬居なぎさん(狗古堂)
・ヒジキさん(ヒジキ煮)
・永深ゆうさん(ぴにゃたぱ〜てぃ)
・七さん(732回転)
・てるるさん(アールクゥ〜ボー)
・リサリサさん(よりみち)
・ひづき夜宵さん(八卦電影城)
- 漫画
・広瀬まどかさん(tp-web.net)
・ワスさん(コマイズム)
・らーめんさん(ねこうさプリン)
- コラム
・たまごまごさん(たまごまごごはん)
・ヒトミさん(ニリツハイハン売り子)
- 小説
・maepy(魔界都市日記)
・にのまえはじめさん(Library)
- 制作協力/ドット絵提供
・Tomeさん(SOS団員によるSOS団員のためのニュース?)
ニリツさんが直接的に下着や局部を描かず、婉曲的なエロス(健全そうな絵に見えてコップの中身が精液である等)の人なので、直接的に性的な表現はありません
アンちゃん大全を扱って頂いているとらのあなさん、メロンブックスさんのページはこちら
頒布場所は以下の通りです
2日目
・東6 ツ-50a「アール クゥーボー」
3日目
・東1 F-60b「732回転」
・東1 G-29b「魔界都市出版」
・東1 G-37a「ねこうさプリン」
・東2 X-35a「たまご酔拳」
ニュース
・蘇る昭和のエロス・・・「昭和の中坊」(BLACK徒然草)
おお……土曜日の夜中に居間でギルガメとか録画していたのを思い出す
・南アでワールドカップは本当に大丈夫? ― 凶悪犯罪、外国人嫌悪、貧弱な交通インフラ、電力不足、医療不備、etc.(なんでも評点)
・ヨハネスブルグのガイドライン まとめサイト
最初に聞いた時は悪い冗談だと思ったものですが、実際に行われるんですよね
観客に何かあるのはまず間違いないとして、選手がどうなることか
・積極的に煮崩そう(@nifty:デイリーポータルZ)
肉じゃが美味そう
CG系
・小鳥遊宗太の憂鬱(no reply)
小さい
・とらドラ!漫画 亜美プラス ばかばかばか(GUNP.JP)
高須くん酷い
・育ち盛り(猫と鍋と猫)
どういうこと
・妙にリビングに陣取ってなかなか部屋に帰らないアスカ(桃幻食研)
入り浸られたい
・ベアトリーチェおっぱい(MilkCandy)
おっぱい
ハルヒ系
今日の長門有希SS
スーパーの前に出店が設置されているのはよくあることだ。小さなバンを改造したようなタイプの店は移動式で、数日だけそこにあってすぐにいなくなる。祭りの時によく見かける、調理場の上をテントが覆ったようなものも移動式だが、車に比べると長く滞在しているものだ。
そして、小さなプレハブを構えた店もあり、こういうのはすぐには移動しない。というか、移動できないと言うべきか。こういったタイプの店が入れ替わるのは、経営不振で潰れた時だろう。
さて、今回俺たちが見かけたのは車を改造したタイプだった。上の方に掲げられているメニューを見る限り焼鳥屋に違いない。
「……」
その店を長門がじっと見ていた。今は夕飯の前で、ちょっと空腹感を感じているところだ。食いたいのだろうか。
「何か欲しいのか?」
「違う」
とは言うものの、長門の視線は出店に釘付けだ。変なところで意地を張らなくてもいいのにな。
「気になっているんじゃないのか?」
「なっている」
「じゃあ……」
「焼鳥そのものではない」
「ん?」
「あれ」
長門はのろのろと手を持ち上げ、出店のカウンターあたりを指差す。
「あそこに置いてあるもの」
指で示している部分を目で追うと、そこにあったのは桃色の塊だ。
「なんだあれは」
少し離れているからはっきり見えるわけじゃないが、俺にはそれが生肉の塊に見えた。焼鳥屋に生肉。組合せとしてはあまりおかしくないが、それが店頭に置いてあることが不思議だった。普通、食材は冷蔵庫などで保管するもので、もし必要になって取り出したとしてもあんな風にカウンターには置かないだろう。
「もしかして、あれは岩塩じゃないか?」
「岩塩?」
「ああ、よく知らないが運気がいいとか聞いたことがあるな。風水か何か、まあ、そういう方向性のものだ」
「そう」
「盛り塩って習慣もあるだろ。商売には塩がいいんじゃないのか?」
「理解した」
話はそこで一段落したが、長門の視線はまだ出店を向いたままだ。
「で、買うのか?」
「……夕飯にいい食材がなければ、おかずとして買って帰りたい」
「わかった」
買い物が終わった。メインディッシュは焼鳥とほぼ決まっていたので、俺たちが買ったのはサラダ用の材料と、牛乳や卵など常備しておくような食材だ。肉や魚は買っていない。
「……」
焼鳥屋のカウンターで注文を終えた後、長門が俺の顔を見上げてきた。
長門が言いたいことはわかる。
「おっと、お客さんすいません」
そう言うと中にいた店員はカウンターに手を伸ばし、そこに置いてあった生肉を引っ張り込んで、包丁を入れるのであった。